「おはようございます、悠斗様」


玄関の扉を開けると目の前に止まっている車の前で運転手が深々と頭を下げる


「おはよ」



何も変わらない

いつもの毎日


ふと見た窓の外には青空が広がっている



歩道の桜の木々は
風に吹かれ花びらが舞う