「ば‐か。お前がメール送ってくっから、テンションMAXになっちまたんだよ。」

「え?」


あたしのメールを見て元気に?

あんなちっぽけなメールで?




「話ってなに?って普通なら聞くとこだけど、あのちっぽけなメールで、痛いほどお前の気持ちは、伝わってきたよ。」

「なんで?」

あんなんじゃ分かるわけない。

けど、分かってそう。



「お前さ。覚えてないか?付き合い始める時。同じ絵文字が使ってあって、同じ文章。分かるよ。知ってた?それ以外の時にお前がその絵文字を使ってくる事はなかった。その絵文字は・・・」

分かるよ自分で打ったもん。




「ハートマーク?」

「うん。お前さ、はてなマークの後に、ハートマークついてたら、ばかでも分かるよ。」



「そっか。けど・・・」

涙が流れる。

「どうした!?」

あわててらいとが言う。



「無事でよかった。」

雑談の後に言うセリフではない。

けど、らいとが無事でホントに良かった。