「…ら……ゆら!大丈夫?」

「あ!大丈夫!今何時?」

「もう、皆帰ってるよ!
ゆらもはやく帰る支度しなよ!」

あ…今日1日ずっと
しょうちゃんのこと
考えっぱなしでろくに授業うけてないや

もし、ゆらのせいで
おちこんでたらどうしよう。

なんでバスケしないのかな…

「ねぇ。ひよ、
野上翔太って知ってる?」

「この前ひよりがゆらに見せた
静かな人でしょ?」

「え?あれしょうちゃんだったの⁈
バスケしてるときゎあんな
キラキラしてたのに…」

「なになに、どゆこと?
知り合いだったの?」

「うーん、幼馴染てきな感じ。」

「その、幼馴染くん、彼女が
アメリカにいるんだって
バスケもここでやったら彼女が
自分から離れて行きそうだから
ここでゎ何もしないって
決めてるらしいし…」

「なんでそんなに知ってるの笑」

「中学のとき、一時期
いたんだよ。卒業式を日本で
やらなきゃなんなくて…的な」

「そっか。じゃあすぐ
アメリカに帰っちゃうってこと?」

「多分そうなんだと…」