綾菜は、そっとつぶやく。

「気になるって?」

「だ、だからっ・・・それは、そのっ・・・。」

「ん?」

俺は、首を傾げる。

「綾菜?」

「う、ううんっ。やっぱり、なんでもないっ・・・。」

綾菜は、苦笑いで手を振る。

「?」

俺は、また首を傾げる。

この時の俺は、何も知らなかった・・・。

あの少女と再開して、あの少女と世界中を冒険するなんてこの時の俺には何も想像できやしない・・・。

はじまりのセカイとおわりのセカイ・・・。

世界の理・・・。

それは・・・。