「瑛斗に大人って言われちゃった♪」




「カエ、浮かれすぎ。」




カウンターにいたあたしはそこを出る。




つんっ




「うぁッ!!」




「ッッ!!セーフッ!!」




角に引っ掛かってこけそうになった




あたしを支えてくれた瑛斗。




「危なっかしいな。」




そう言ってあたしの背中をぽんと叩いた。




瑛斗は離れようと身を離す。




でもあたしの中の想いが止めてしまった。




「ヤダ。」




「カエ?」




スキって想いが大きすぎる。




それがあたしを追い詰めていく。