「マジで?って…いいに決まってるじゃない。村星君が相手なら、断る道なんか無いよ………」


呆然とするオレにポツポツと語る湖柚の破壊力は、メガトン級に凄まじかった。


オイ、イブ…お前の飼い主、いつかオレの事殺す気だぞ。


キョトンとした瞳で湖柚見上げてるけど、お前はクリスの事こんなに振り回すなよ。


「それじゃあ……遠慮無く、いただきます」


オレは小さく口元を上げてから、再び湖柚に向かって顔を近づける。


そしてピンク色の柔らかそうな唇に、ソッと自分の唇を重ねた。


「んっ……」


微かに漏れる、彼女の甘い声。