でもなぁ。オレだって健全な男子高校生なんだぞ。


湖柚の男に対する恐怖心がまだ完全に癒えてないのは、さっきの出来事や終業式の日の出来事で理解してるつもり。


でも……ちょっと位は触れたいじゃん?


「えっと………その………//////」


ジィッと犬耳とシッポをパタパタと横に振って待つこと数秒後。


「~~~~///い、いいですよ……」


真っ赤な顔を両手で隠しながら答えてくれた湖柚は、冗談抜きで世界一カワイイ女の子に思えた。


「………マジで?」


てっきり断られると思ったのに…まさかの承諾に時間が止まった。