「なんでって……したいから」
「したいから!?したいからって何!?そんなの理由にならないって!!」
「それがなるんだよなぁ。だってお前が言ったんだぜ?“私に何かして欲しい事ある?”って」
先程湖柚が言った言葉を復唱すると、うっと言葉を詰まらす湖柚。
こめかみを伝う汗は、暑いからではなく――――…冷や汗なんだろうな。
「オレはお前とキスがしたいんだよ。初めてのデートで早いかもしれないけど、つき合い出してからずっと我慢してたんだ。だから…ダメか?」
湖柚が今はしたくないと言うのなら、まだ我慢は出来る。
「したいから!?したいからって何!?そんなの理由にならないって!!」
「それがなるんだよなぁ。だってお前が言ったんだぜ?“私に何かして欲しい事ある?”って」
先程湖柚が言った言葉を復唱すると、うっと言葉を詰まらす湖柚。
こめかみを伝う汗は、暑いからではなく――――…冷や汗なんだろうな。
「オレはお前とキスがしたいんだよ。初めてのデートで早いかもしれないけど、つき合い出してからずっと我慢してたんだ。だから…ダメか?」
湖柚が今はしたくないと言うのなら、まだ我慢は出来る。