私が謝ると、村星君はフルフルと首を横に振る。
「湖柚は何も悪くねぇよ。和果に初めて会わせた時、オレの婚約者って言っとけば……」
「そんな事したら、私あの日勢いで帰っちゃったかもしれないよ?そしたらオシャレする楽しさも友達と笑い合う嬉しさも知らないままだったかもしれない。だからもう謝らないで、村星君」
今なら分かる。
村星君も所さんも、きっと純粋な気持ちで私を助けようてしてくれたって事。
なのに私ったら、“同情”だとか思っちゃったよ……所さんにもちゃんと謝らなきゃな………
でも…話、聞いてくれるかな?
「湖柚は何も悪くねぇよ。和果に初めて会わせた時、オレの婚約者って言っとけば……」
「そんな事したら、私あの日勢いで帰っちゃったかもしれないよ?そしたらオシャレする楽しさも友達と笑い合う嬉しさも知らないままだったかもしれない。だからもう謝らないで、村星君」
今なら分かる。
村星君も所さんも、きっと純粋な気持ちで私を助けようてしてくれたって事。
なのに私ったら、“同情”だとか思っちゃったよ……所さんにもちゃんと謝らなきゃな………
でも…話、聞いてくれるかな?