ピーンポン

あ、来た!!

「はいはーい」
ガチャ
『はよー。』
「優弥眠そうだね…。」
『そりゃあ、オールしたもん』
「それで授業中寝るんでしょ?」
『当たり前』
「(笑)」

*in学校の廊下 1時間目の途中*

「じゃあね」
『おう』

やっとついた教室。
1時間目の真っ最中でも
いつでも普通に入っていく。
それが私のモットー。
わけわかんない(笑)
とりあえず教室入ろう。

ガラガラ
「おはようござーす」
「望月…お前は何回遅刻すれば気が済むんだ…。」
「わかりません」
「放課後、課題未提出は残りだからな」
「はーい」

またお残りですか。
ちなみに今日で3回目かな。お残り。
これは高校が心配になってくるけど
頭も悪いし、生活態度も…。
ヤバイぞこれは。

私は教室に誰1人として
友達がいない。他のクラスには
部活の子とかいるけど
私はこのクラスの皆に
どうも嫌われてるらしく
誰も私と話そうとしない。
まぁ、こんなのは小学生の時も
あったりして慣れてるから
気にしないけど。
でもなんで嫌われてるか
理解ができない。
不良だから?見た目チャラいから?
デブだから?キモいから?
人を見た目で決める人とか
ありえない(笑)
そんな人達と関わりたくないから
こっちはこっちで好都合だけど。

「望月、ボーッとしてるんじゃない」
「じゃあ寝てます」
「少しは勉強しろよ…」
「嫌です。」
「このあと生徒指導室来い」

この学校の先生は
私と優弥達が嫌いみたい。
何もしてないのに学校で問題が
起こると私たちのせい。
やってないと言っても信じてくれない。
ドラマみたいな学校生活。

〜10分休み in生徒指導室〜

呼び出されたから来たものの
呼び出した先生がまだ来ない。

ガチャ

「望月、なんで呼ばれたかわかるか?」
「わかりません。バカなんで」
「望月は学校好きか?」
「嫌いに決まってるじゃないですか。
教室の皆に邪魔者扱いされて、
おまけに先生も私の事嫌いだし。
そんな学校好きかどうかなんて
聞く必要ないと思うんですけど。」
「・・・」
「所詮、人間なんて生き物は
自分さえよければいいんですよ。
私帰ります。さよなら」

ガチャ
バタンッ

人間なんて嫌い。
信用できない。優弥達だけ。
私の事わかってくれるのは。
部活の子だって私の事嫌いだし。
この世界が地球という存在が
私にとって大きなストレス。