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平「ふぁぁ〜、こんな早く呼び出してどうしたんだよぉ?」


ほとんどの人が集まった中、最後に斉藤が平助を連れてきた。

平助は本当に眠そうで、少し悪いことをしたなと思う。


裕「ごめん、平助。でも、他の人には聞かれたくないんだ。」

平「お、おぅ…」


いつもよりおとなしい私の態度に平助も察したのか静かになってくれた。


平助と斎藤さんが座ると、私は部屋を見渡した。


沖田さん、土方さん、近藤さん、平助、新八、左之、斉藤さん、源さん、サンナンさん、山崎さん。


山崎も他の人と同様に寝てるところ早く起きて来てもらった。

もう私の監視はしていないからだ。


そのことはさておき、全員の顔を確認すると、一息ついて口を開く。


裕「朝早くに集まってもらってすみません。
実は、みなさんに聞いて頂きたいことがあるんです。」


そこまでいうと私は、先ほど土方と斉藤にしたような体勢になり言った。


裕「実は私は妖(アヤカシ)と人間の血が混ざった半妖です。」

「「「…はあぁぁぁあぁぁぁ?!?!」」」


このリアクション、懐かしい…

でも、やっぱりうるさい。

タイムスリップしたことを話したときと同じだ。


なんて、思ったのも一瞬で、次々に言葉が飛んでくる。


「そんなの聞いてない!」とか「妖怪なんているのか!?」とか「なんで今まで言わなかった!?」とか。


私はそれらの質問に全て嘘偽りなく答え、続けて私の家系の事、鬼のことをできるだけ丁寧に話した。