ゴロゴロと嫌な音がする。 その度に体を震わせた。 そんなとき 「雷が怖いだなんて可愛いなぁ、抱きしめてあげようじゃないか、さぁ俺の胸に飛び込んでおいで」 場の空気も読めない男の声 「では遠慮なく、今からあなたの胸に右ストレートが飛び込みます。」 「いいよ、全身全霊で受け止めるね」 「チッ…」 いつからいたんだと思えど、部屋の合鍵を持っているのだから驚くことはない。