こんな状況でも凛として話す真理亜に僕は見とれてしまった。
すると次は横にいたホストの様な格好をしている男が口を開いた。

「つぎは俺か、俺は遠藤竜也「エンドウタツヤ」。年は20才だ。借りてたDVD を返しに行く途中に車にはねられて、気づいたらこの様だ。ケガはすりきずだけですんだみたいだけどな。」

言われてみれば所々服がやぶけている。
てっきりこうゆうデザインなのかと思っていたが、そうゆうことだったのか。
僕は自分の中で勝手に納得した。

「飯田純司「イイダジュンジ」21才、気づいたらここにいた。」

「立花佑樹」タチバナユウキ」、年は22才です。僕はアパートで寝ていたはずが目が覚めたらここにいました。」

「木戸一葉「キドカズハ」、21です。友達と居酒屋で酔っぱらい、いつのまにかここにいました。」

「川浦百合香「カワウラユリカ」、今年で20才になります。夜中に喉がかわいてコンビニに飲み物を買いに行く途中に誰かに殴られて、気づいたらここにいました。」