「ところで、ここは一体?」

起きてからずっと疑問だった事を聞いた。

「さあな?俺もわからない。わかるのはこの船の操縦席らしき扉があるって事と、そいつが頑丈で壊せないってことだけだな。
所であんちゃん名前はなんてゆーんだ?」

「亮、神崎亮「カンザキリョウ」です。」

「亮か。俺は三村翔平「ミムラショウヘイだ。よろしくな!」



!「やっと起きたのね。こんな状況でよく呑気に寝れたわね。」

不意に背後から声が聞こえた。
そこには金髪のよく似合う色白の女性がいた。

「亮さん、全員起きたみたいだし、みんなで改めて自己紹介した方がいいんじゃないかしら?」

「そうだな、おいっみんなこっちへ来てくれ!」

亮が声を張り上げる。