よく晴れた土曜日の朝。


服もメイクもバッチリ整えて、わたしはお兄ちゃんの部屋のドアを勢いよく開けた。




カーテンが閉まった薄暗い静かな部屋で布団に潜り込んでるお兄ちゃんを覗き込む。


頬までかかるストレートな前髪にピンク色の唇。


柔らかそうなホッペは妹のわたしから見ても食べてしまいたくなるくらい気持ちよさそう。



スースーと寝息を立てながら気持ちよさそうに寝てる姿は
ギュッと抱きしめたくなるくらい愛おしい。





そんな感情を抑えながらわたしは布団ごとお兄ちゃんの体を揺する。