「またラム痩せたんじゃない?」

そうかも。少ししか食べてないしね
あの日以来ご飯さえ美味しく感じないんだよな


「そうね。」

「私が作ったケーキ食べない?
ラムの為に作ったよ」


リリアが私の為に…
お腹は空いてないけどリリアが私の為に…



「苦手な料理をしてまで私に?」

リリアは頷く。それが何よりと嬉しくて、今まで1滴も流れなかった涙が流れた