私は、気配を消しあいつらから離れ、路地裏の 方へと向かった。 路地裏に入り、進んで行くと、うしろから数人の 足音が聞こえた。 私は、角をまがり、足を止めた。 「おい!まがったぞ!」 「走るぞ!」 「急げ!お前ら!」 …………こいつら、馬鹿? 会話、丸聞こえだし。