私が引っ越してきてから1ヶ月が過ぎた体育の時

「あの…隣空いてます?」

私に初めて 話し掛けてくれたのは、村山 ゆうき君だった

「いっいいよ」

私がそう言うと村山君は、私の隣にそっと座った私は、村山君と話したことが無かったので戸惑ってしまったそんな時

「あの…坂下さんは、この町好き?」

ふと口を開いたゆうき君は、予想もしない事を私に訪ねてきた驚いた私は、固まってしまった

「あのね…俺は、ね好きなんだこの町」

私の方を見ながら村山君は、私に話し掛け続けてくれた

「あっそうなんだ私この町まだそんなに知らないんだ」

私がそう言うと村山君は、黙ってしまった

「…」

私は、村山君の気分を害してしまったんじゃないかと思い不安になってしまった

「あっあのごめん」

私が村山君に謝ろうとした時だった

「あぶなーい」

クラスの男の子が投げたボールが私めがけて飛んできた

「えっ」

私がボールに気づいたのは、目の前にボールが来てからだった

あっ当たる

私が覚悟を決めた時

バンッ

えっ

私が目を開けると目の前に何か壁があった

「大丈夫?」

私の前にあった壁は、村山君だった

「えっ大丈夫?じゃないよっこんなのとして村山君こそ大丈夫なの?」

私が泣きそうになりながら村山君に問い詰めると

「こっこんなの痛くないよ俺打たれ強いんだ」

そう言いながら笑う村山君を見て私は、泣きそうになってしまった

「ごめんごめんなさい」

私が泣きながら村山君に謝ると村山君は、慌てて私の涙を拭いてくれた

「だっ大丈夫?痛かったの?」

村山君は、心配そうに私に訪ねてきた

「大丈夫ごめんねごめんね」

パニックを起こし謝り続ける私に

「わっわかった謝らないで」

そう村山君が言ってきたんです私が顔をあげると

「その代わり…俺の言うこと一つだけ聞いて」

そう私にお願いしてきた村山君が私にしたお願いとは、

「おっおっ俺のことゆうき君って呼んでくれない?(照)」

村山君いやゆうき君は、照れながら私にそう言ってきた

「そんなことで良いの?」

私が涙を拭きながらゆうき君に聞くと

「良いんだよ俺、坂下さんに名前で呼んでもらいたい」

ゆうき君は、私に初めて強い言葉で喋ってくれた

「わっわかったじゃーゆうき君って呼ぶね」

私がそう言うとゆうき君は、嬉しそうにしてくれた