「そういえば!
ルナ、新入生代表挨拶するんでしよ!?
スゴいじゃん!」
『実はそれ断ったんだ』
正直めんどくさいからね
「えー!
あっ、目立ちたくないんだよね?」
『うん』
「でもルナ可愛いから目立つと思うよ~」
『絶対ないって!』
私は全然可愛くない
ナルミはスゴく可愛いけど
目は切れ長で肌も白いし身長も高くてモデルさんみたいだ
童顔で小さい私は羨ましい
「ルナはめっちゃ可愛いって!
ちっちゃいし、でもアタシのお姉さんみたい!」
『ちっちゃいは余計だ!
確かにナルミは私の妹みたいなんだよね~』
真っ直ぐで可愛くてほっとけない感じだ
「あはは、本当に妹が良かったよ~
あ、でも怒ったら怖そう…」
『ん?何か言ったかね?』
「なななな何にもない!」
動揺するナルミにぷっと吹き出してしまう
ナルミも笑い出す
「あー、笑った~
あ!もう時間なっちゃうね」
時計を見ると5分前だった
『じゃあ私は席に行くね
またあとでね!』
「うん!あとでね~」
私はナルミに軽く手をふって自分の座席に行った