「ルナーーーっ!!」

後ろを振り向くとナルミが手をふりながら走ってくる

『ナルミおはよう

ってか、声が大きいよ』

「あはは、ごめんごめん
入学式だからついワクワクしてさ!」

ナルミは中学が同じで私の一番の親友だ

『ふふっ、しょーがないね

じゃ、行こっか!」

「うん!

って、ルナってばだて眼鏡付けてるじゃん!
やっぱり目立つの嫌だから?」

『うん、まぁね

それより早く行かなきゃ!初日から遅刻って洒落にならないって!」

「よし!じゃあ競争だーー!」

ナルミが走り出す

『わっ!

ちょっと待ってよ~」