。*゜⌒。..*゜⌒。..。. 青白い光を煌々と照らす月は、ただ一人宇宙の中で、しゃべることも笑うことも怒ることもなかった。 賑わう声は、全て月以外の者達が放った。 小さいけれど明るい声の恒星や、挨拶は一瞬だけの流星、決まった周期で会いにくる彗星、ゆったりマイペースに旅話をする惑星など…。 月はその声達をちゃんと毎晩聞いていた。 いつだって夜の窓は賑やかだった。 ただ、届く声というのは、星達だけではなかった…。