「ふふ。どうしたんだか…。うっかり買っちゃったなんてね」
「けどしばらくペーパーには困らなそうだな。ばあちゃん。はははっ」
とりあえず廊下に置かれた、大量のトイレットペーパーを見て、ばあちゃん達は苦笑した。
もはや人が通るスペースを占領してしまっている。
おばあちゃんはそんな些細な優月の出来事を、見逃さなかった。
ぎこちなくなってしまった瞬との関係も、ずっと気にかかっていた。
けれど、悪い方へ考えたくないがゆえ、プリンを瞬を含めた三人で食べている光景を見て、どこか安心してしまうのだった。
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