冬休みを迎え、みんな揃ってショッピングセンターに出かけた日。





足で踏んだり歩いたりすると、床の色が変化する一角で、瞬は夢中になってはしゃいでいた。





普段天気が良ければ、外に隣接されてある公園で、瞬を遊ばせていたが、この日は朝から冷たい雨が降り続いていた。


でも中には室内遊園地もあるため、天候にはあまり左右されることはない。

瞬はどちらかというと、外で遊ぶほうがご機嫌そうだったけれど。




それでも、新しくできたこのコーナーを気に入ったらしく、他の遊具には一切目もくれずに遊ぶ瞬に、付き添ってきた保護者立場の優月は安心した。








瞬と同い年か少し上くらいの子が集まる中、優月も混じって瞬と並んで足踏みしていると、声を潜めて談笑する声が聞こえた。



何となく、いい感じはしない視線と一緒に。