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感情というものを知った時、月はあることにも気づいた。
見下ろす地球からこちらに向けて放たれる、小さな小さな光に…。
惑星や恒星とも違うその光は、目を凝らせば凝らす程に、今にも消えてしまいそうに瞬く儚い光だった。
地球からの声が聞こえ始め…、感情を知り…、光を知り…、
気が付けば、光は宝石を散りばめたようにどんどん増えていった。
光の集まりは決して大きくはないが、どれも必ず意味のあるものだということを、月はしだいに知っていった。
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