そして、これからさらに追い討ちをかける、辛い試練が待っていた……。
―――。.*゜――。.*゜―――
朝、学校に行くと下駄箱で優月を待ち構えていた里乃がいた。
元気印の血相を変えて。
「ゆづ!!」
「おはよー、どうしたの?こんなとこで。そんなに私に会いたかったの~?はははまいったなー」
「何呑気なこと言ってんの!大変なことになってるよ!ゆづのことでっ」
「は?大変なことって…?」
私の両肩を掴むなり、勢いよくまくし立てる里乃。
ただ事じゃないのはすぐに分かった。
人目を避け、里乃は優月を掃除用具入れの脇に連れていった。
そして、里乃から話を聞いた彼女は見る間に凍りつく…。