考えただけで頭おかしくなる…ーー‼︎

あたしの心臓…どうにかなっちゃうよ…。

『ってことで、今日からよろしくなっ!』

蒼は、玄関のドアから顔を出して、してやったりといった顔をしていた。

『バカッ!最低っ!変態っ』

『そこまで言わなくてもよくね?』

『うっさい!蒼のおかちめんこ!』

『おかちって…おまえ、もうちょっと気の利いた悪口言えねぇのかよ?』

『まぢ、うっさい!』

『そんな怒ることねぇだろ…』

あたしを驚かせようと、ずっと黙ってたのね…。

ムカつくような…嬉しいような…

複雑…

こうして、隣に住んでいたはずの幼なじみと、今日から一緒に暮らすことになり…。

甘い生活が始まるのかな…なんて思ってた…。


[ 蒼 ]

ーー・・・そう、うちの家庭事情で、俺は今日から、綾音の家で暮らすことになった。

それにしても…綾音のヤツ…。

ちょ〜嫌だってたし!