『聞こえるかコートニー!』

米陸軍の兵士達と対峙するコートニーに、無線が入った。

『やはりMOABが仕掛けられていた。爆発まであと5分しかない、早く米陸軍と共にその場を離れろ!出来る限り遠くに行くんだ!急げ!』

ゴーストの声は張り詰めていた。

「…メキシコの山中で時限式のMOABが見つかったの…あと5分で爆発するらしいの…」

「!!」

マット、ジェフ、グライムズをはじめ、その場にいた米兵達が驚愕する。

「嘘だ!俺達を撤退させる為の出任せに決まっている!」

グライムズが叫ぶ。

しかし。

「ANはシャリフ一派の時と魚釣島の時、過去二度もMOABによる爆破トラップを仕掛けている。有り得ない話じゃない」

呟くジェフ。

「過去二度もやったからこそ、そう何度も同じ手を使う筈がないんじゃないですか!そうやって俺達をビビらせるのが目的だ」

ジェフとグライムズの意見は対立する。