「あ、いや…えっ..と」



周りの視線が痛い…



こっちをみてヒソヒソ話してる。




「彩那〜?写真撮ってくれるって〜?」



なにも知らないゆあがこっちに近づいてくる。




ゆあ...こないほうがいい...


そう言おうとした時にはすでに遅し。





「彩那ー?…って、げっ、、」



驚いて目をまん丸にしているゆあに向かって、私の前に不機嫌そうに足踏みをして立っている男の子が睨んでいた。




もう、仕方ない。



この人に頼もう。





そして、ぎゅっと拳を握っておもいきって、目の前の男の子の目線に私の視線を合わせた。