「あっ、あのね.. ゆあ!ちょっと話いいかな?」



ゆあは、少し驚いた顔をしたけどすぐにいつもの笑顔に戻って、



「うん!もちろん!何でも聞くよ」



ゆあは私の手をとって走り出した。




「えっ!ゆあ、別に今じゃなくても!」




私が少し焦ってそう言うと、ゆあは振り向いてこう言った。



「じゃあさ、彩那は、ゆあに好きな人が出来たって言われたら早く話聞きたくならない?」



..うん、確かに、、



「そりゃ、早く聞きたいよ!」


って、ん...?



「でしょ?だから、そういうこと!」




「え、まって!ゆあ..もしかして…」




「ゆあに隠し事なんて百万年早いの!」




やっ、やっぱり…




「ゆあには一生敵わない気がするよ…」





「あたりまえでしょ?」




そう言って、私達は屋上へ向かった。