お昼休み。
今日は綾野が来たため四人で食べる。
最初に口を開いたのは加宮さんだった。
「私は焦りました。由梨香さんと綾野くんが喧嘩をしてしますのではないかと」
綾野は、はっはっは!と笑う。
「喧嘩…いいねぇ、青春だ!」
「黙れ」
宮沢はムスっとしている。
「おーお、翔も素直じゃねぇなぁ」
「綾野くんのポジティブさには憧れます」
今日は卵焼きを落とさないようにと大事に食べる。
昨日のようなこの世の終わりのような雄叫びをされたら困るからだ。
「なぁ」
珍しく宮沢から声がでる。
「おお!なんだ!なんでもいえ!」
「賢太うるさい」
宮沢が眉間にシワを寄せて机に肘をつく。
「賢太と鈴崎、もうすぐ遠足なのに2人同時に怪我しちまったが大丈夫なのか?」
わすれてた。
来週、遠足だ。
「おー、そうか遠足か!楽しみだな!」
「綾野くん話し聞いてました?そして宮沢くん食事中に肘をつくなんてだらしがないですよ」
綾野は頭にはてなが浮かぶような顔をして宮沢は、あぁそうかみたいな顔をして肘をつくのをやめる。