僕、何組だっけ?
さっき冬馬に聞いとけば良かった
と今更後悔するのである。

《柊 祐希君、至急生徒会室に来てください
 柊 祐希君、至急生徒会室に来てください》

誰か知らないけど何か問題起こしたんだ。

「て、僕じゃないか!!」
今頃気づくのは遅いよね…。
て、言うか生徒会室どこにあるのぉ〜。

\ガシ/
なんか捕まえられました。
後ろを振り返ると、メガネをかけたイケメンが、電話していた。
『…を見つけました。
そちらに連れてゆきます。』

あの、連れて行くって生徒会室ですか?
其処なら嬉しいけど…。

『ほら、行きましょう。』
「え、わぁ ビクッ。」

笑うとさらにイケメン!!
急に肩に手を開かれたのでびっくりしてしまった僕は、

『ははは。
面白いですね、あなた。』

と笑われてしまった。
やっぱりイケメン。

「何処に行くのでしか?」
うわぁ、思いっきり舌噛んじゃったよ。
て言うか、もっと笑ってるし。

『放送聞いてますよね!?
其処ですよ。』

あぁ、そこか。
って生徒会室に!?

「どうぞ、ご誘導お願いします。」
わぁー、この人親切だ。

【ありがとうございます!】

心の中でお礼を言った。