そして、僕はついに展示室へと足を踏み入れた。
(うわぁ・・・)
僕を出迎えてくれたのは、展示室の一番奥で堂々と構える一枚の大きな屏風だった。
その屏風には壮大な山海図が描かれていた。
絵なのに、海は抜けるような青色をし、山は深く萌える様な色とりどりの緑色をしている。
それはまるで、心に住み着くどんな闇でも洗い流してしまいそうな、深く美しい絵だった。
そして、僕はたった一歩しか足を踏み入れていないのに、この博物館に眠る宝の一部に心を奪われた。
僕はこの先が楽しみだった。
『順路』と書かれた紙の上の矢印の向いている方へ顔を向けた僕は、膨らむ好奇心に背中を押されるのを耐える事ができなかった。
そして僕は足を踏み出した。
この先の宝の山に会いに行くために・・・。
(うわぁ・・・)
僕を出迎えてくれたのは、展示室の一番奥で堂々と構える一枚の大きな屏風だった。
その屏風には壮大な山海図が描かれていた。
絵なのに、海は抜けるような青色をし、山は深く萌える様な色とりどりの緑色をしている。
それはまるで、心に住み着くどんな闇でも洗い流してしまいそうな、深く美しい絵だった。
そして、僕はたった一歩しか足を踏み入れていないのに、この博物館に眠る宝の一部に心を奪われた。
僕はこの先が楽しみだった。
『順路』と書かれた紙の上の矢印の向いている方へ顔を向けた僕は、膨らむ好奇心に背中を押されるのを耐える事ができなかった。
そして僕は足を踏み出した。
この先の宝の山に会いに行くために・・・。