嬉しい・・・。 すごくうれしい。 世界で一番幸せ者だと思う。 ・・・だけど、あたしは。 両想いを背負えるような・・・命を持ってない。 「・・・考えても、いいかな。」 あたしがそう言うと、瞬は黙ってうなずいた。 嬉しくてたまらないのに、涙をこらえるのに必死だった。