でも、なにか言おうとしてるから、じっと待ってた。


明るいクリスマスソングに、カラフルな光、雪。



「えと。瞬?」




「・・・俺、ちぃのこと・・・好きだ。」





「・・・・え。」





二人の顔はもう真っ赤だった。



お互い俯いて、言葉もでてこない。



これって両想い・・・ってこと?




「な、なんで・・。」



ってつい聞いちゃった。




「わかんねえけど、もうお前のこと気になって仕方ねえから・・・。」




「・・・・。」




あたしは真っ赤な頬をマフラーにうずめた。




だって今まで、瞬に好かれるようなこと一切してないんだもん。



あたしが瞬を好きになることはあっても、瞬にはないんじゃ・・・?