こんなこと言うつもりじゃなかった。

ていうか、屋上に連れてくるつもりも
なかったのに...


なんか、あれから結愛がどんどん
離れていく気がして、ほとんどの女子が
太輔って呼ぶのに。


(おれ、どんだけ子供なんだよ...)


「佐伯くん??」


こんなことを一人で考えてると
結愛が顔をのぞき込んできた。

『ッ...そんな顔すんな。』

「え??」

『そんな顔すんなよ...襲うぞ。』

「ちょ。佐伯くん!!」