「お前さ、新クラスになって早々悪いイメージ作りてーのか?
ずーっとニヤニヤして…なぁ?」


「なっ…そういうわけじゃないもん…」




私は声が小さくなりながらも颯汰の顔を睨む。


少しずつだけど目に涙が貯まるのがわかる。


東雲君考えてましたなんて口が裂けても言えな…


「『王子様』、だろ?」



「…ハイ、ソウデス」



幼馴染み、恐るべし。