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某テレビスタジオにて。



「Reiさん入りまーす!…あっ、台本ですよろしくお願いします!」


「あ、はい!よろしくお願いしまーすっ!」



……やば、きも。語尾に絶対星ついてた。



まぁ今は【Rei】だから仕方がないね。




さてと。台本を確認しようと指定の椅子に座りページを開こうとしたら…


ーーーーーーーーーガバッ



「うっ…」


誰かが覆いかぶさってきた。


誰だこいつはと言わなくても大体わかる…はず。


俺が芸能界で唯一本性で接する相手…かな


まぁそうでもあるけど、ダル絡みが激しいやつ。


「……陽奏……どいて。じゃま。」




「えぇ〜そんな事言わんでもいいじゃんか〜」


俺の親友らしい

カイドウハルカ
海堂陽奏。



見た目は茶髪の短髪に、綺麗というより可愛い顔立ち。



そこらのイケメンとは一味も二味も違うイケメンらしいよ。本人曰く。



そして、真っ直ぐ伸びた長い手足。



身長は180cmで、


スタイルが良いため、メンズ雑誌で専属モデルをするぐらい。



そして、可愛げな顔や、人懐こい性格を活かし、テレビにも最近ちょくちょく出始めたりしている……



…………ここだけの話よく恋愛報道があるけど、陽奏は一途すぎてキモい男だから中学から付き合っている彼女一筋。


だけど、ほとんどがいかにもくっついてる様に見えるよう撮られたもので、後は知名度を上げるため仕方なくやっている…らしい。



まぁよくあること。



「玲、最近連絡してくれないから寂しかったよ〜」


「……知らない。台本覚えるからどいて。」


「えぇ〜やだ。一緒に覚える」


「やだ。男と至近距離でいるとか耐えられない」


「ぐぬぬ……」


そう言ってぷうっとほっぺたを膨らましたけどあいにく俺はそんなのに揺るがない。


さてと。さっさと覚えよ。