上島君の予想外の行動に驚く私。

「え…あの。」

上島君と手を繋いでるみたいで、

思わず照れてしまう。

廊下の角をまがったところで、ようやく手を離された。

「あ。」

よく見ると、上島君の顔が少し赤くなっている。

多分、私も赤くなっていると思う。

自分の体温が急上昇していくのがわかった。

「そんなジロジロ見んなよ」

気がつけば私は上島君の顔を見つめていた。

ぱっと顔をそらす私。

「…。たく、何だったんだよ」