悠斗『急にどうした!?』

悠斗の顔は真っ赤に染まっていた。

文乃『もしかして、照れてる?』

何気なく言ってみた。

悠斗『わっ、悪いかよ!』

そう言った悠斗の顔はさっきよりも赤かった。

文乃『可愛い。』

小さく呟いた。

悠斗『誰か、可愛いって?』

でも、聞こえたみたいで、悠斗の意地悪スイッチを押してしまった。

少しずつ企んだ笑みを浮かべた悠斗が近づいてくる。

私も一歩ずつ後ろに下がる。