私が話し終えると少しの沈黙が流れる。
その雰囲気を破るように口を開いたのは

悠斗『断るよな?』

不安そうな悠斗だった。

文乃『当たり前だよ!私が好きなのは悠斗なんだから。』

本当はお見合いだってしたくない!

悠斗『良かった。』

すごく安心した様に悠斗は言った。

文乃『なんで?』 

悠斗『文乃が離れて行くかもしれないから。』

文乃『私は悠斗じゃなきゃ嫌だよ。』

悠斗『俺もだよ。でも、さっきの俺の話で文乃が不安になった様に俺も不安になるんだ。』

悠斗も一緒なんだ。

好きだからこそ不安になる。