「トップって言うのは、そう言う意味じゃないの」


そう言いながらも、まだ笑っていて、、、


そのせいで、話が進まない。


その子に変わって、別の子が話しを続ける。


「悠人くん達は、族に入ってるのよ。まぁ、この学校に居る奴らのほとんどが、その族の人間なんだけどね?」


全員、、、?


あたしは、教室を見渡す。


確かに、この学校に居る人たちは柄が悪い。


絶対に普通の学生ではないとは思ったが、まさかほんどの人間が族に入っているとは、、、


身近に「不良」と言う人が居なかったあたしにとっては、別世界の人間だ。


確かに、ルイやタカヤも族には入っていた。


タカヤなんて、金髪だったし、、、