それは、、、


相手の男が警察で、父親がヤクザだから、、、


そんな2人が、通じ合える日なんて一生こないだろう。


「今日はガキの面、見に来ただけだ」

「そういえば、居たな。お前に似た糞ガキ」

「あぁ?俺に似た良い男の間違えだろ」

「まぁ、いい。早く行け」


父親は舌打ちをし、歩き出した。


あたしは相手の人に一応お辞儀をして父親の後を付いて行った。


「あの、糞ジジィ。全部、タカヤのせいだ」


さっきまで普通だった父親の機嫌は、不機嫌になった。


そして前と同じ部屋に入り、タカヤが来るのを父親と待つ。


__ガチャッ__


「お前も俺のことを、待たせるようになったか?」


入って来たタカヤに、そう言う父親。