「そうだ。零番組にはあまり剣術の出来ない奴らを入れる。お前が強くしてみろ。」
「私が…組長に……?構わないんですか?」
土方は頷いた。
悠は少し戸惑った。
まだ入って間もない自分を組長になんて格上げしてしまっていいのかと思った。
だが、土方が折角言ってくれたのだ。
「分かりました。恥じないよう、頑張らさせて頂きます。」
「あぁ、頼むぞ。」
悠は部屋から出た。
そこには沖田がいた。
「良かったですねっ!凄いじゃないですか!」
「驚きました…。沖田さんは知っていたので?」
「えぇ、まぁ……。それより、その呼び方止めません?普通に総司って呼んで下さいよ。」
悠は躊躇った。