心地良い春の気候 朝なのに空いてる この車両は 私 と あいつの穴場 一番端の座席が私の定位置 扉が開けば いつものように 逆側の端に座る あいつ 「おはよ 春はいいな 全体的にちょーどいい 」 「…そーだね」 相変わらずそっけない返事の私にお構いなしに 続けるあいつ これが今の いつもと変わらない日常