お転婆で、少し…いや、かなり天然だった珠莉愛にとって、お嬢様としての教育はかなり辛かったと思う。 それでも珠莉愛は、文句を言ったり泣いたりせずに毎日努力していた。 でも、俺の前でだけは何回か弱音を零した事がある。 誰も知らない珠莉愛を俺は知っている、珠莉愛は俺のことを頼ってくれる、それが俺は嬉しかった。 そして俺は、珠莉愛に惹かれていった。