「素直だったら私、めんどくさいですよ?隆志さんの同僚にヤキモチやいちゃいます」 「俺だって、琴菜と同じ大学の男に嫉妬するよ」 「分かりました、素直になれるように頑張ります…」 琴菜の顔が赤くなった。 その顔が可愛くて、思わず抱きしめて言う。 「期待してるからな」 「! りゅ、りゅうじさ…」 「ん?」 俺は笑顔で琴菜を見つめた。