会計が終わったので店を出た。 外は気温が下がっていて寒かった。 「寒いな、今日は早めに帰るか」 「そうですね」 「琴菜、今日どうする?泊まる?それとも帰る?」 考えてなかった。 隆志さんのセフレをやめたといっても、付き合ってるのだからそういう事もするわけで。 でも、私はあの時隆志さんの前で泣いてしまった。今の私に泣かない自信なんてない。