ガチャ
ドアをあけると隼斗がソファに座って
なにか飲んでいた。
「ねぇ。隼斗、何飲んでるの?」
「酒。華も飲むか?」
そう言って微笑む隼斗。
少しは目が覚めて機嫌がよくなったみたいだ。
「うん。飲む。冷蔵庫から取るね〜」
あたしは冷蔵庫から美味しそうな酒を選んで隼斗の隣に座った。
「ごめんね〜いきなり来ちゃって」
なんて話してる間も実はずっとさっきの男の事を考えていた。
考えたくなくても考えてしまう。
今どこでなにをしてるんだろう…と。
「……い。お…………!おい!聞いてんのか?華!」
「あっ、ごめん聞いてなかった…」
隼斗の話を聞けないぐらいに
あの男の事を考えてたみたいだ
「はぁ…なにがあったから知らねーけど
とりあえず布団敷くから今日はもう寝ようぜ」
隼斗がそう言った時間は
4時前
「そうだね。寝よっか。ありがとね、隼斗。おやすみ。」
そう言ってあたしたちは眠りについた。