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「なぁ、奏(そう)。
いつか、俺みたいな奴でも
お前とミサキみたいな 比翼 になれんのかなぁ。」


「なれんじゃねぇの?
つか、なりたいから 比翼 って名前にしたんだろ?」

「まぁな」

微笑みながら言う、蓮(れん)


「とりあえず、お前が愛せる 片翼
探さなきゃな!」


「そんな人、現れんのかねぇ〜



......っあぁー!!
俺の片翼いつ現れんだぁー?」


「もしかしたら、一生現れねぇかもしんねぇな!!

そのまま、おじぃちゃんに...」

笑いながら馬鹿にしてる奏。


「ってめぇ冗談やめろよ」








これは、比翼 という族ができた頃のお話。