「も、もうっ!! 笑うなあーーー!!」

「てかお前、3限入ってるんじゃないのか?」

「無視だし‥‥‥って、そういえば入ってるんだった! ごめん浅海ちゃん、待たねー!」


あたしに手を振って走って行く唯衣先輩。

軽く会釈をして、唯衣先輩の後を追う流川さん。

相変わらず、唯衣先輩は慌ただしいな。

そんなところがおもしろくて好きなんだけど。


彼氏の流川さんもかっこ良かったし。

あ、そういえば彼氏だって言ってなかったな。

あれは付き合ってるだろうけど。